はじめまして。
マニュアル・リンパドレナージサロン「ロンブラージュ」の小泉優子です。
1974年生まれ、東京都練馬区出身。
2020年3月、リラクゼーションサロンから「リンパ専門店」として再スタートするまでのストーリーを書きました。
お読みいただけたら幸いです。
ウエイトレスからセラピストへ
セラピストのデビューは35歳、まったくの未経験からのスタートでした。
もともと接客が大好きで、ずっと飲食の仕事に携わってきたのですが、ある日、自分の将来のことを真剣に考え、また本当に好きなこと(人を癒したり喜ばれるような仕事)をしたいと思うようになり、セラピスト業界に入りました。
リンパへの執着
その後、身体のことを知るうちに〝リンパ〟に関して強く興味を持つようになり、そして、知れば知るほど違和感と疑問の渦に巻き込まれていきました。
リンパドレナージュというものが、決して優しいとは言えない手技によって〝リンパを流す〟と広く謳われているにもかかわらず、一方では「リンパは優しくても流れる」と言われている事実に混乱し、ますますリンパにのめり込んでいったのです。
しかし、この理論については詳細を得ることができず時間は過ぎていきました。
マニュアル・リンパドレナージ(MLD)との出会い
2店舗のサロン経験を経て、2013年8月に独立。
それをきっかけに日々、リンパについて独学、またあらゆる講座やセミナーを受講しに出向きました。
それでも、私が抱えるリンパの疑問が解けることはありませんでした。
ようやく辿り着いたのが、リンパ浮腫の治療に用いる「医療リンパドレナージ」
(マニュアル・リンパドレナージ)の養成スクールだったのです。
医療系の中でも、リンパの専門だからこそ学ぶことができた解剖学、
多くのセラピストはこれを学ぶ機会がありません。
医療従事者の方々と一緒に、場違いを感じながらも貴重な経験を
させていただきました。
ここで学んだむしろ優しい方が流れるリンパの仕組みは、
大いに納得すると同時に、私にとって感動と興奮でしかありませんでした。
私はここで【マニュアル・リンパドレナージ】(MLD)の
技術を修得したのです。
マニュアル・リンパドレナージ専門店へ
マニュアルリンパドレナージ(MLD)は、一般のオイルを使ったリンパドレナージュとは全く異なります。
MLDのメニューを導入した2016年当初は、未知のものに効果の期待を寄せる方は当然少なく、まずは体験していただくことも簡単ではありませんでした。
しかし、地道に活動していく中で、多くのお客様から直接いただいたお声は本当に貴重なものでした。
私自身 とても励みになり、よりMLDの素晴らしさを広めたいと思う気持ちに繋がっていきました。
そして、その夢を実現するために、2020年3月、リラクゼーションサロン ロンブラージュは「マニュアルリンパドレナージ専門店」として新たに再スタートしたのです。
MLDへの思い
日本で現在、まさに需要と認知が高まりつつあるのは、医療分野(リンパ浮腫のケアに対して)のMLDです。
辛い症状を柔らぐ医療行為として成り立っているこの確かな技術が、美容やリラクゼーション業界で混乱を招くことは絶対にあってはなりません。
資格を取得した際、校長先生からこう言われたことを今でも覚えています。
「医師法や薬事法に気を配りながらリンパドレナージを広めてください」
これは、リンパ浮腫の患者様と関わる先生だからこそのお言葉だと理解しています。
ご支持いただいておりましたマッサージ、オイルトリートメントなどの技術をすべて手放し、何かに特化するなら絶対に『リンパ』、そう決めていた私にとって、MLDとの出会いは偶然ではないと信じております。
これからも決して慣れることなく、細心の注意を払い、禁忌事項を守りながら施術にあたって参ります。
最後に
このMLDは、医療目的だけでなく一般の方への健康、美容、メンテナンスにも
素晴らしい効果を発揮します。
リンパを流すなら、 MLDの手法が適切であることを1人でも多くの方に知っていただけたら嬉しいです。
目的によって適したケアをすることで効率よく症状の改善を目指せるのではないかと思います。
このMLDが、皆さまにとってその手段のひとつになれば幸いです。